Ateam BLOG
ブログ
ATEAM EDITOR
賃貸経営で安定した収益を得るためには、空室対策が欠かせません。
しかし、一言で空室対策をいっても、その方法はさまざまです。
そこで今回は、空室対策でやってはいけない注意点を紹介します。
物件の空室にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
「空室を減らすために良かれと思ってやった対策に、まったく効果がなかった」というケースは多いです。
なぜこのようなことが起きてしまうのか、実際の空室対策を3つ例に挙げて解説します。
家賃の値下げは、一見効果的な空室対策のように見えますが、実は違います。
その理由は、安易な値下げが市場を崩壊させる恐れがあるためです。
ある物件が値下がりすると、それに対抗して周りの物件の家賃も下がります。
そうすると家賃競争が始まって賃貸物件オーナーの方々の収支計画が破綻するでしょう。
日本の総人口は、ここ十数年継続して減少しており、その減少幅も拡大している状況にあります。
人口が減っていることは、同時に借り手(入居者)が減少していることを意味しています。
そのような状況で、さらに家賃を値下げすることはリスクの高い行為であると言えるでしょう。
リフォームやリノベーションは、他の空室対策に比べてコストがかかる分効果的だと言われています。
きれいな部屋だと入居者に喜ばれることが多いでしょう。
しかしそんなリフォームやリノベーションでも、ポイントを間違えてしまうとなかなか空室が埋まりません。
よくある失敗例を3つ紹介します。
1つ目は、デザイン性を重視しすぎたリフォームやリノベーションです。
特にリノベーションをした際にこのような失敗が起こりやすいでしょう。
確かに「リノベーション物件」というのは魅力的ですが、外装や内装がきれいなだけでは人気が出ません。
これはデザインを重視しすぎて使い勝手が悪くなっているためです。
「住み心地の良い部屋」には、デザイン性だけではなく使い勝手も重要視されます。
家事の動線や間取りを意識して、導入する設備を考えると、このような事態を防げるでしょう。
2つ目は、コストを気にしすぎて中途半端な仕上がりになってしまうケースです。
リフォームやリノベーションの費用はかなり高額で、そのコストはできるだけ低く抑えたいですよね。
しかし、コストを抑えすぎたリフォームやリノベーションは、かえって中途半端で魅力的に見えません。
デザイン性も使い勝手も悪い部屋は、空室対策にはならないでしょう。
予算の都合上コストをかけることが難しい場合は、少しクオリティーを下げて改修をすると良いかもしれません。
デザイン性と使い勝手がバランスの取れている物件は、ニーズの合う人が入居してくれる可能性が高いでしょう。
3つ目は、高額すぎるリフォームやリノベーションです。
2つ目の例とは逆に、その費用が高すぎてもいけません。
これは収益性が悪化するためです。
高額な改修工事は、入居者が見つかりやすくなって空室対策にはなるものの、収益還元率が悪いのが特徴です。
せっかくきれいになった部屋が埋まっても、それが赤字であれば本末転倒ですよね。
費用対効果を考えて改修にかけるコストを決定することは非常に大切です。
またリフォームやリノベーション時に人気の設備を導入してくのも空室対策には欠かせません!
【参考】
モデルルームをきれいに装飾しておくことは、内覧時により良い印象を与えられるでしょう。
コストもあまりかからないため、手軽にできる空室対策です。
しかしモデルルームを放置していると、すぐに部屋が荒れてしまいます。
次の内覧者が来たときにそのような部屋の状態だと、かえって悪い印象を与えてしまうでしょう。
モデルルームを設置する場合は、こまめな掃除が欠かせません。
いくら最初に部屋を着飾ったとしても、1か月もしないうちに部屋は汚れていきます。
家具や家電にホコリが溜まったり、観葉植物が枯れたりするリスクがあります。
このように、部屋のモデルルーム化は、良かれと思ってやったことが裏目に出る可能性があるため注意しましょう。
もし、このような空室対策を施す場合は、こまめに部屋の掃除ができる物件にすることをおすすめします。
家の近所に所有している物件や、無理なく通える距離にある物件が良い例です。
空室対策には可能なものと不可能なものがあるため、そのメリットとデメリットを見極めて選択することが大切です。
また、モデルルームにポップを貼って、物件の良いところを紹介する方法はあまりおすすめしません。
以前までこの空室対策はよく採用されていましたが、最近ではメリットよりもデメリットの方が目立つようです。
物件をアピールするポップが、内覧者には「うるさい」と感じられてしまうことが主な原因でしょう。
さらに、貼ったポップが落ちてきて床に散乱していると、散らかった印象を与えます。
それよりもシンプルで掃除の手が行き届いている状態の部屋の方が、空室対策では効果的と言えるでしょう。
物件の環境やオーナー様の状況によって有効な空室対策は異なります。
今回紹介した、やってはいけない空室対策の例をぜひ参考にしてみてください。
また、当社ではオーナー様ひとり一人に合わせた賃貸経営サポートをしております。
何か気になることがありましたら、お気軽にご連絡ください。
「不動産」や「暮らす」に関するあらゆるエージャーナル(良い記事)を配信。
エーチームが選ばれる理由がきっとお分かりいただけます。