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NAOKI MIZUTANI
名古屋を拠点に東海エリア全域で活動しているエーチームです。
弊社エーチーム株式会社では賃貸管理だけではなく不動産の賃貸仲介・売買仲介の業務も行っており、お客様の理想のお部屋探しを全力でお手伝いさせて頂いております。
前回は「重要事項調査報告書のチェックポイント」をご紹介いたしました。
今回は「管理規約・使用細則とは?」を不動産のプロの視点でお伝えできればと思います。
お引越し後のマンション内での生活に直結する内容が記載されています。中古マンションを購入する際は重要事項調査報告書や長期修繕計画書と併せてチェックすべき重要な書類の一つです。
マイホームの購入を検討されている皆様のご参考になれば幸いです。
中古マンションを購入する際に事前にチェックすべき書類の一つに「管理規約」があります。
管理規約とは、それぞれのマンションの管理組合が運営や管理を行うために定めた取り決め(ルール)をまとめたものです。一般的に管理規約と使用細則に分かれています。管理規約は建物の管理に関する内容が記載されており、使用細則は居住に関するルールなどが記載されています。
新築時は分譲会社や管理会社が管理規約の草案を用意し、それ以降は管理組合の総会などで変更など見直しされる事があります。
管理規約の内容はおおむね国土交通省の定める「マンション標準管理規約」に基づいて作成されます。主な項目は以下の通りです。
・専有部分の範囲や用法など
・共有部分の範囲や用法など
・敷地、建物、付属施設に関する事項
・管理組合や管理会社に関する事項
・管理費や修繕積立金などの金額や用途、会計などに関する事項
・禁止事項など(使用細則に記載されていることが多い)
購入後にトラブルにならないようにチェックすべきポイントをまとめます。
・専有部分や共有部分の範囲
専有部分や専有使用権がある部分の範囲について、共有部分の範囲について明確になっているかを確認しましょう。購入後にリフォームやリノベーションを検討される場合、玄関ドアや窓枠やサッシ、バルコニー部分などは共有部分になっていると変更や交換が出来ないことがありますのでチェックが必要です。配管などの設備なども共有部分か専有部分なのかも確認しておきましょう。
ルーフバルコニーや専用庭などの専用使用権がある共有部分には、別途使用料が必要な場合があります。
・管理組合や管理会社に関して
管理組合とは区分所有者で結成する組合の事です。マンションの維持管理や運営について協議したり、活動するために理事や役員を定め運営していきます。理事は役員は区分所有者の中から選出され、それぞれのマンションによって立候補制や輪番制など選出方法は様々です。購入後、将来的に選出されることも考えられますので、理事や役員の人数・任期などのルールを確認しておきましょう。
マンションによって管理会社に管理業務を依頼していたり、管理組合で自主管理をしていたりと管理形態は様々です。それぞれにメリットやデメリットがありますので、事前に確認が必要です。
・管理費や修繕積立金などの金額や用途、会計などに関する事項
区分所有者が快適に生活して行くうえで、建物や設備の維持管理やメンテナンスが必要です。そのためには費用がかかりますので、それをまかなうために管理費や修繕積立金が定められています。専有面積の割合によって金額が定められていたり、全戸一律で負担したりとマンションによって様々ですので事前に確認しておきましょう。
中古マンションを購入する際に事前にチェックすべき書類の一つに「管理規約」があります。
管理規約とは、それぞれのマンションの管理組合が運営や管理を行うために定めた取り決め(ルール)をまとめたものです。一般的に管理規約と使用細則に分かれています。管理規約は建物の管理に関する内容が記載されており、使用細則はマンション内の居住に関するルールなどが記載されています。
使用細則も管理規約と同様におおむね国土交通省の定める「マンション標準管理規約」に基づいて作成されます。主な項目は以下の通りです。
・禁止事項や遵守事項に関して
・駐車場、駐輪場、バイク置場、専用庭、宅配ボックスなどの共用部分の設備の使用に関して
・専有部分のリフォームなどの工事に関して
・ペットの飼育に関して
・管理組合に届出が必要な事項に関してと届出書類
・ゴミ処理に関して
・災害時の対応に関して
・管理文書に関して
・違反者に対する措置に関して
購入後にトラブルにならないようにチェックすべきポイントをまとめます。
・禁止事項や遵守事項に関して
それぞれのマンションによって内容は違いますが、マンションでの共同生活を円滑にするための細かいルールが記載されています。
例えば、駐車場以外の駐車禁止、ピアノや楽器の演奏に関して、ペット飼育に関して、エレベーターや共有部分での喫煙に関して、危険物の持ち込み禁止、危険行為や他の住人に迷惑をかける行為の禁止などの記載が一般的です。
購入後にペット飼育や楽器の演奏などを考えている場合は、まずここをチェックしましょう。
・専有部分のリフォームなどの工事に関して
購入後にリフォームやリノベーション工事を検討されている方も多いと思います。ここには工事が出来る範囲や時間、フローリングの遮音等級、工事届出に関してなどが記載されています。
トラブルになる事が多い事項ですので、必ず事前にチェックし工事を施工する会社にも相談すると良いでしょう。
・ペット飼育に関して
飼育できるペットの種類や大きさや頭数などが細かく決められています。共有部分やエレベーター内では抱きかかえるかケージに入れる、糞尿のさせ方、ペット飼育をしている旨の掲示など、それぞれのマンションによって記載は違いますが周囲に迷惑にならないようにすることが基本的な考え方です。
マンションによってはペット飼育者によるペットクラブなどがある場合もあります。
・その他
駐車場や自転車に関しては、その大きさや台数などに制限がある場合もありますのでチェックが必要です。
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