賃貸経営にはどのような仕組みや特徴があるのかご存じでしょうか。
メリットやデメリットの他にも、どんなリスクがあるのかを事前に理解しておくことはとても大切です。
そこで今回は、賃貸経営をお考えの方に向けて賃貸経営のリスクをご紹介します。
ぜひお役立てください。

□賃貸経営のデメリットを知ろう！

マンションやアパート経営で代表的なのが「賃貸住宅経営」です。
これはざっくり説明すると、マンションを建設した後に入居者を募集し、入居者にお部屋を貸すことで家賃という収入を得られるものです。
経営が成功すると大きな利益につながりますが、ここではそんな賃貸経営のデメリットをご紹介します。

まず1つ目のデメリットは、初期費用が高く、多額の借り入れが必要になる場合があることです。
賃貸経営では数階建ての建物を建てることや、一室を購入する必要があるため自然と初期費用が高くなりがちです。
「少しでも費用を抑えたい」とお考えの方はきっと多いでしょう。
しかし、初期費用を抑えすぎてしまうと経営がうまくいかなくなってしまうことがあります。

そのため、良い品質を保ちつつ経営を始めるためには、事前にどのくらいの費用がかかるかを知っておく必要があります。

2つ目は、年数が経ち物件が古くなるにつれて家賃が下がる可能性があることです。
立地条件が良く新しい物件は、相場よりも少し家賃が高くてもあまり苦労せずに入居者が見つかるものです。
しかし、築年数が経ち建物が老朽化してくると人気がなくなり、いずれは家賃を下げなくてはならなくなるでしょう。

築年数が随分経過すると、それに伴って設備も古くなり耐震性も低くなります。
例えば、設備面であれば水道の水が出にくい、トイレが和式である、扉の立て付けが悪いなどさまざまな不具合が発生してきます。
そのため、どうしても家賃を下げなければならなくなるのです。

□賃貸経営の魅力とは？

ここまで賃貸経営のデメリットをいくつかご紹介してきました。
しかし、魅力的なメリットがあることを忘れてはいけません。
そこで、ここからは賃貸経営のメリットをご紹介していきます。

まず1つ目のメリットは、長期的な収入を得られることです。
アパート経営やマンション経営などの賃貸経営は、オーナーとして健全な経営ができれば毎月安定した家賃収入を長期にわたって得られるでしょう。
これは最大のメリットとも言えます。

2つ目は、生命保険の代わりになることです。
不動産は万が一の場合に資産として家族に残る大切なものでもあります。
住宅ローンの契約時に「団体信用生命保険」に加入することで、万が一住宅ローンの経営者が死亡や高度障害状態になってしまった場合でも、住宅ローンが支払われる仕組みとなっています。

保険会社が住宅ローンの残高を支払うことになるため家族にローンが残りません。
そして、遺族が賃貸を継続する場合には家賃収入が得られ、売却した場合にはその資金が得られるのです。
このように将来の安心を考えた生命保険の観点から賃貸経営を選択される方も多いのです。

3つ目は、経済変動に強いことです。
物価が上昇すると、貨幣価値が下がってしまいます。
しかし、不動産はこのようなインフレに合わせて価格が変動する「現物資産」です。
変動に強い不動産を所有することは、インフレ対策として有効であると言えるでしょう。

このように賃貸経営にはデメリットもありますが、それを上回る魅力的なメリットがあります。

□リスクを把握しておこう！

ここまで、メリットとデメリットをご紹介してきました。
そのため、賃貸経営に関してかなり理解が深まってきたと思います。
それに加えて、「リスク」を把握しておくと、より安心して賃貸経営が始められるでしょう。
そこでここからは、賃貸経営を始めるとどんなリスクがあるのかをご紹介します。

＊入居者トラブルのリスク

オーナーになるということは、当然入居者との関係性もある程度は保っていく必要があります。
しかし、その際さまざまなトラブルが起きやすいです。
例えば、家賃の滞納や騒音、ゴミ出しなどによるトラブルです。
賃貸経営は入居者がいるからこそ成り立っている仕事でもありますが、ある程度のトラブルが起きても対処できるような心構えをしておく必要があるでしょう。

＊家賃収入ゼロのリスク

入居者が集まらなければ、もちろん家賃収入はゼロになります。
そして、お部屋が空室であっても建物の維持費や管理費といった費用が発生することを忘れてはいけません。

＊災害のリスク

台風や水害によって建物に被害が及ぶリスクがあることも忘れてはいけません。
特に日本は地震大国と呼ばれるほど地震が多い国であるため、要注意です。
修理する場合はもちろん修理費がかかりますし、場合によっては賃貸物件として維持できない可能性もあります。

このように賃貸経営にはさまざまなリスクがあることを理解しておきましょう。

□まとめ

今回は、賃貸経営のメリットとデメリットやリスクについてをご紹介しました。
メリットやデメリット、そしてリスクをしっかりと把握して、初めての賃貸経営にご自身が踏み切れるかどうか判断しましょう。
もし、賃貸経営をスタートする決意が固まった際は、ぜひ当社がサポートさせて頂きます。

空室対策や賃貸経営でお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。