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NAOKI MIZUTANI
名古屋を拠点に東海エリア全域で活動しているエーチームです。
弊社エーチーム株式会社では不動産の賃貸仲介・売買仲介の業務も行っており、お客様の理想のお部屋探しを全力でお手伝いさせて頂いております。
物件選びにおいてマンションの構造を重要視される方も多いので、今回はマンションの主な構造についてお伝えします。
マンションの築年数によって建築基準法上の耐震基準に違いがあります。併せてご参考にしてください。
マイホームの購入を検討されている皆様のご参考になれば幸いです。
マンションの構造は基本的に「S造」「RC造」「SRC造」の3種類で、これらは建物の柱や壁に使用される材料や材質によって分類されています。
それぞれの構造と特徴をご紹介いたします。
S造はマンションの梁や柱などの骨組みの部分に「鉄骨」を使用した構造の事で、Sは英語の「STEEL(スチール)=鉄」の頭文字です。
S造で使用される鉄骨には「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類があり、建築する建物の種類や規模によって使用する種類が異なります。
軽量鉄骨は鋼材の厚さが6mm未満のもので、主に戸建住宅や小規模の店舗を建築する際に使用されます。
重量鉄骨は鋼材の厚さが6mm以上のもので、主にマンションやビル、大規模の店舗を建築する際に使用されます。
S造の特徴は耐震性・耐久性があり、防音性が優れているといえます。以降に紹介する「RC造」よりも大きな空間を作りやすいので、工場や体育館などの建築に適しています。
RC造はマンションの梁や柱、壁や床に鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで作られる構造の事で、RCは英語の「REINFORCED CONCRETE=補強されたコンクリート」という意味で、この頭文字です。
材質の鉄筋は引っ張る力に強く、圧縮力や熱に弱くさびやすいという特徴があります。逆にコンクリートは圧縮力や熱に強く、引っ張る力に弱いという特徴があります。この二つの逆の特徴を持つ材質を合わせることで、マンションやビルの建築に必要な強度が保たれます。
RC造は防音性が高く設計の自由度が高いため、多くの中層階のマンションや病院やホテルなどの建物に使用されています。
SRC造は鉄骨の周りに鉄筋を組みコンクリートを流し込んで作られる構造の事で、SRCは英語の「STEEL REINFORCED CONCRETE」の頭文字です。
多くの中高層マンションに使用される構造で、RC造とS造の長所を併せ持ち前出の構造よりも「耐火性」「耐震性」「耐久性」に優れており強度も高く、設計の自由度も高いという特徴があります。ただしコストが他の構造より高くなり、工期も長くなるという欠点もあります。
耐震基準とは、地震によって建物が倒壊しないように「建築基準法」で定められている耐震性の基準です。大きな地震が発生するたびに改正されてきましたが、1978年に発生した「宮城県沖地震」の被害状況を受けて改正された耐震基準を「新耐震基準」と呼び、それ以前のものを「旧耐震基準」と呼びます。新耐震基準の適用は1981年6月1日以降の建築確認となります。
詳しくは関連ブログをご参照ください ↓ ↓ ↓
今回はマンションの構造の種類とそれぞれの特徴をご紹介しました。中古マンションを購入する際には、構造によっての住み心地の違いなどにも着目して検討されることをお勧めします。リフォームやリノベーションの際の自由度が左右される場合もありますので、不動産業者やリフォーム会社の方に相談されるのも良いかと思います。
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