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NAOKI MIZUTANI
アパート経営は長期事業です。
長い期間安定した経営を行うためのポイントの1つに「メンテナンス」があります。
空室を出さないためにも賃貸経営を成功させる上でも、メンテナンスは計画的に行う必要があるでしょう。
そこで今回は、賃貸経営のメンテナンスについてご紹介します。
ところで、なぜメンテナンスが大切なのかご存じでしょうか。
メンテナンスをしているのとしていないのとでは、入居希望者を集める際に大きな違いがあります。
日頃のメンテナンスのポイントとなるのは、どれだけ清掃が行き届いているかでしょう。
例えば、集合郵便受けの周辺にダイレクトメールなどが散らばっていたり、空室の郵便受けに大量のチラシやパンフレットなどが溜まっていたりすると、物件の価値はそれだけで大きく損なわれてしまいます。
特に、内見の際にそのような状態だった場合、入居希望者の方に悪い印象を与えてしまう可能性もありますよね。
反対に、共有部分であるエントランスや階段、建物の周りなどがいつも綺麗に清掃されていると、良い印象を与えられます。
そのためには、定期的に清掃を行うことが望ましいです。
そして、建物の立地条件や周辺環境、規模などのさまざまな条件によってメンテナンスの頻度や方法は異なります。
メンテナンスを行う際は、もちろんオーナー様もメンテナンスについての知識が必要になでしょう。
そこで、ここからはオーナー様が理解すべき具体的なメンテナンスについてご紹介していきます。
屋根部分は、建物の寿命や耐久力の維持を考えた場合、最も重要な場所と言えるでしょう。
雨漏りは、壁や天井だけでなく建物全体の構造を脆くする危険性があります。
ただでさえ、日本は高温多湿な気候であり雨が多い地域であるのに加えて、最近では雨の降り方もより強くなっています。
そのため、建物の屋根の種類に合ったメンテナンスが大切になります。
ここからは屋根を種類別に解説していきます。
まずはじめに解説していくのは、昔から人気のある瓦屋根です。
一部を除いて、瓦屋根は日本の気候と相性抜群でピッタリな屋根だと言えるでしょう。
焼き物であることから、色落ちしにくいといったメリットも持ち合わせています。
そして、雨水を落とす機能や雨を建物内に侵入させないといった機能面では特に信用できるでしょう。
しかし、大型の台風などの影響によって壊れてしまった状態をそのまま放置していると、本来の機能の役割を果たせなくなります。
また、瓦屋根は屋根の種類の中では1番重い材料であるため、それだけ費用も多くかかります。
壊れてしまい多くの費用を払うリスクを避けるためにも、点検を欠かさず補修をきちんとすることが大切でしょう。
次にご紹介するのはスレートと呼ばれる屋根です。
これはカラーベスト等の名前で親しまれているセメントなどが主原料で繊細に補強された屋根材のことです。
防水性や耐久性にも優れており、その上カラーバリエーションなども豊富なのが最大の特徴でしょう。
しかし、着色された素材であるため5年から10年で再塗装が必要になります。
そして、瓦と同じで割れたり壊れたりしている場合は、放置をせずに必ず補修をしましょう。
補修などの料金は瓦と比べるとやや安くなります。
このように一言で屋根と言ってもその素材や効果は異なります。
素材の特徴を理解して適切なメンテナンスを行いましょう。
壁については、サイディング系のものが有名です。
サイディング系とはセメントなどを主原料にした外壁材のことで、外壁材そのものの防水性能は割れるなどしない限り問題はありません。
しかし、この外壁材には種類がたくさんあり、どれもその外壁材同士のつなぎ目には防水用の目止めがされています。
この目止めの防水性能は10年以上持つものはありません。
そのため、少なくとも10年ごとには補修や改修が必要になるでしょう。
窓に関しても、窓枠の防水性能は一般的に10年が限界と言われています。
つまり、10年おきに点検やメンテナンスがされていなければ、建物自体が劣化しているということになります。
このように壁・窓どちらに関しても定期的なメンテナンスが必要になります。
ここまでで、賃貸物件のメンテナンスの重要性を理解していただけたでしょうか。
建物の安全性を守るためにもメンテナンスはしっかり行いましょう。
そして、適切なメンテナンスをするためにはオーナー様自身の知識が必要になります。
そのため、事前にメンテナンスについての知識を深めておきましょう。
今回は、賃貸経営のメンテナンスについてご紹介しました。
賃貸経営を長期間続けていく上で、メンテナンスは欠かせないものになるでしょう。
それぞれの場所や素材などに合わせて、メンテナンスを計画することが大切です。
賃貸経営について何かご不明な点や不安のある方は、お気軽に当社にご相談ください。
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