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NAOKI MIZUTANI
名古屋市を中心に東海エリア全域で活動している不動産会社エーチーム株式会社です。
今回はリースバックのご相談をいただきましたが、ご契約に至らなかった事例をご紹介いたします。
ご相談いただいたお客様は単身赴任で遠方に住んでおり、ご両親と自分の家族は三重県鳥羽市の一戸建てにお住いの方です。
息子様からご相談いただき、「現在自分は単身赴任で遠方にいるのだが、自宅(実家)にご両親と息子様の奥様、お子様の4人で暮らしており、近々奥様とお子様は自分のところへ引っ越す予定で、自宅には両親のみが残り住むこととなる。その自宅は息子様自身が結婚するタイミング(10年程前)に2世帯住宅に増改築しており、住宅ローンを両親と協力しながら支払っています。現在の息子様は単身赴任で1Kで生活しているとのことで、会社からの家賃補助でほとんどが賄えているとのことです。しかし奥様とお子様が引越しをされるとのことで、2LDK以上に移りかえる必要があり、家賃補助を大きくオーバーした家賃の為、支出が大きくなってしまうとのことです。
2重生活で支払が厳しくなるために一時売却を考えられました。しかしご両親が住み慣れた環境で生活を望まれていることといつか自分が戻るときにもう一度自宅購入したいとのご要望により、リースバックで住宅ローンの残債抹消だけでも何とかしたいとご相談いただきました。
当社のリースバック専任が細かな部分まで調査したところ、土地の値段ですらほとんど値が付かない結果となってしまいました。なぜ値が付かなかったか?というと、お住まいの三重県鳥羽市のお住まいのエリアは「津波警戒区域」で、津波発生時には5m級の津波が予想される危険区域であったため、地元の方が購入されるとしても厳しい価格であり、他地域の方であればなおさら買主が見つからない価格しか提示できない結果となり、今回は契約が不成立となってしまいました。
このように地域柄、今回のような津波警戒区域や土砂災害警戒区域、洪水浸水想定区域など自然災害により、取引が厳しい場合もございますので、ハザードマップが各自治体ホームページで確認いただけますので、一度見ていただいた方が良いでしょう。
<参考>
地震ハザードマップ(名古屋市):http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/405-5-9-0-0-0-0-0-0-0.html
津波ハザードマップ(名古屋市):http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/405-5-10-0-0-0-0-0-0-0.html
洪水・内水ハザードマップ(名古屋市):http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/405-5-11-0-0-0-0-0-0-0.html
またその他以下のような場合には、ご契約できない可能性があります。
・売却価格の手取額(売却価格-諸経費)< 住宅ローン等不動産担保ローン残債額の場合
(ただし現金などを追加し残債が抹消できる場合は可能)
・家賃を継続的に支払う見込みが無い場合
・任意売却など債権者の承諾を得られない場合
・各種ハザードマップで警戒指定区域となっている場合
などがございます。
最後に
細かく調べてみないと分からないことも多くございますが、当社のリースバック専任スタッフがお客様に親身になり対応させていただきます。「自分の場合はどうせダメだろう」と初めから諦めず、まずはご相談ください。
リースバックに関する査定・見積は無料です。
リースバックをはじめとした売買など不動産に関するご相談は、当社 エーチームまでお問い合わせください。
「不動産」や「暮らす」に関するあらゆるエージャーナル(良い記事)を配信。
エーチームが選ばれる理由がきっとお分かりいただけます。