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NAOKI MIZUTANI
賃貸経営していると部屋の空室問題はつきものです。
いかに部屋を満室に近づけられるか、空室期間を短くできるかについてお悩みの方は多いでしょう。
そこで今回は、空室対策について詳しく解説します。
賃貸経営でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
現在の日本では賃貸住宅が借り手市場となっています。
そのため、賃貸を経営しているオーナーにとって、空室対策は必要不可欠なものです。
しかし、どのような対策があるのかわからない方もいらっしゃいますよね。
ここでは空室対策について紹介します。
戦後から最近までの日本は人口が増加したことで、不動産業界は多くの賃貸住宅を建てました。
しかし、近年は高齢化や出生率の低下、少子化が同時に進む少子高齢化社会に悩まされています。
今後40年の間に高齢者といわれる65歳以上の人口は横ばいで推移し、65歳以下の人口は大幅に減少すると言われています。
このような社会現象と人口に対しての賃貸住宅の過剰供給により空室が発生しているのです。
そもそも空室対策というのは、賃貸の住宅に空き部屋が発生しないように賃貸オーナーが行う対策のことです。
これを具体的に説明すると、退去があった後の次の入居者を入れるための対策や、住んでいる人に長く暮らしてもらうための対策などです。
空室期間が続くと家賃が入らないためオーナーにとっては大きな損失でしょう。
空室期間が短いほど安定した家賃収入が得られるため、しっかりとした対策をとる必要があります。
ここまでは、空室対策について紹介しました。
意味が理解できたところで原因についても確認していきましょう。
1つ目は、家賃が高いことです。
家賃には相場があります。
家賃相場よりもはるかに高い場合、基本的に入居者は増えないでしょう。
賃貸があるエリアでは、たとえ家賃が相場に近い設定であっても、周辺に似たような物件があるケースが多いです。
その物件よりも高い家賃で設定していると競合で負けてしまう可能性があるので注意しましょう。
2つ目は、物件に魅力がないことです。
入居者の目線で考えると、魅力を感じない物件には住みたくはありませんよね。
家賃の値段は重要なポイントですが、安くても建物自体に魅力がなかったら意味がないでしょう。
ちなみに魅力とは、人気の設備が備え付けられているのか、内装はきれいなのか、保証はしっかりしているのかを指します。
例えば、近年ではユニットバスよりも個別のトイレとお風呂が好まれていますし、Wi-Fiが完備されていないと住むことは難しいでしょう。
女性の場合だと防犯面がしっかりしていると人気が高まります。
こういった住みたいと思わせる「魅力」がない物件は空室が多くなってしまうのです。
3つ目は管理が行き届いていないことです。
空室状況には物件の管理が大きく影響します。
内見の際にエントランスや外壁が汚れていたり、老朽化が進んでいたりするとなかなか住みたいと思ってくれる人は現れないでしょう。
特にエントランスは物件の顔と言えるほど大切な場所です。
また、近隣の方から管理が行き届いていないと思われてしまうと、悪い口コミとなって管理会社の評判まで下がってしまいます。
さらに空室期間が長い部屋は、通常の部屋よりも劣化が進んでしまいます。
負のループにならないようにしっかりと管理しておく必要がありますね。
ここまでは空室の原因について紹介しました。
家賃だけではなく物件の魅力も「空室」と密接に関わりがありますね。
ここからは守りの設備と攻めの設備について紹介します。
1つ目はカラーテレビドアホンです。
守りの設備とは、費用をかけたことによってその分効果が見込めるものを指します。
カラーテレビドアホンは色つきモニターのドアホンです。
これは宅配便や来客者が訪れた際、わざわざ玄関のドア穴を見なくても顔を確認できるため、防犯性に優れているでしょう。
このドアホンは工事が必要ですが、すでにモニターがないドアホンを使用していた場合は、比較的簡単に取り付けられるのでおすすめです。
2つ目は温水洗浄便器です。
温水洗浄便器は今やどこにいっても起用されている人気の設備です。
これは自分で取り付けができるものもあります。
取り付けていない物件にはぜひ検討されることをおすすめします。
1つ目は、パワーブレーカーです。
攻めの設備では、費用削減効果や収入増が期待できます。
パワーブレーカーとは電気代の節約につながる設備で、デジタル式ブレーカーとも呼ばれます。
これらは、守りの設備と違って費用がかかりますが、中規模以上のマンションの場合は費用削減を見込めるでしょう。
2つ目は、宅配ボックスです。
新型コロナウイルスにより宅配サービスが頻繁に使用されている今、宅配ボックスは魅力的です。
非対面で受け取られるため、配送方法で宅配ボックスを希望する人も多いです。
築15年以上の賃貸マンションにはなかなか導入されていないため、設置スペースが確保できる場合は検討してみましょう。
今回は、空室対策について詳しく解説しました。
お悩みの方はぜひ一度当社までご相談ください。
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