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RIKU AONUMA
数年前から需要が増えてきたルームシェア。
弊社にも、お部屋を探されている方でルームシェア希望のお客様からお問い合わせをいただくことがあります。
入居者にとっては、ひとりで住むよりも家賃を抑えることができたり、友達同士で住むことができるというメリットがある為、需要が増加しています。
しかし、オーナーさまからすると未だに入居後のトラブルを気にしてルームシェアをお断りとしている方も少なくありません。
では、ルームシェアにした場合どのようなトラブルに気を付けるべきなのか?トラブルを防ぐためのポイントも合わせてご紹介していきます。
空室対策のためにルームシェアをご検討されているオーナー様のご参考になれば幸いです。
まず、ルームシェアとはどのようなものなのかについて簡単にご説明させていただきます。
ルームシェアとは、1つの居室に複数人で居住することを言います。
会社の同僚や友人同士などで居室を共有することで、冒頭で述べたよう家賃を抑えることができるなどのメリットを得ることができます。
ルームシェアを可にすることで、このような需要にも対応することができるので、募集の間口が広がり空室対策につながります。
また、築年数の立っている物件などでも部屋数が2部屋以上あれば検討の対象となることが多いので、特別に大きなリフォームなどをしなくても効果を出すことができます。
逆に、単身用物件や1LDKなど部屋数が少ない物件はルームシェアには向いていないので気を付けましょう。
では、ルームシェアを可にすることでどのようなトラブルが想定されるのでしょうか?
主に想定されるものは下記になります。
・騒音などの生活トラブル
友達同士などで部屋を共有するとほかの友人なども招いて夜遅くまで話し声が聞こえるなどの騒音トラブルに発展してしまう場合があります。
このようなことを防ぐために、契約時にしっかりと特約や覚書に事前に注意事項を入れて契約をするようにしましょう。
また、普通借家契約ではなく定期借家契約にすれば、何かあったときに再契約を行わなければよいのでそれも有効な手段の一つです。
・家賃の未納や滞納などの金銭トラブル
ルームシェアの場合、同居人たちで賃料を折半しているケースが多いです。そのため、だれか一人が退去することになると、残った入居者の金銭的な負担が増え、結果的に家賃の滞納につながってしまうケースがあります。
このようなことを防ぐために、契約時に入居者一人一人に連帯保証人をつけてもらうようにしたり、ルームシェアの際に多い「連名契約」という契約方法で契約を行うことで、家賃の回収がしやすくなります。
※連名契約とは、代表者一人だけでなく入居者全員がそれぞれ契約を結ぶことで全員が責任を負う契約方法です。
・入居者が知らない間に変わっている
ルームシェアの場合、友達同士で契約をしていることも多く、入居者のうちの一人が出て行って新たな人に変わってしまっている。ということも少なくありません。
知らないうちにそのようなことをされてしまうと困るので、契約書に『入居者を変更する際は必ず貸主にに承諾を得るものとする』などの文言を入れておくとよいでしょう。
ルームシェアを可能にするメリットはやはり空室対策につきます。
ルームシェアというと学生同士というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と社会人同士のルームシェアというのもニーズは多くあります。
なかなかルームシェアを許可している物件はまだ日本では多くないので、他物件との差別化を図ることができます。
また、ルームシェアの大きな特徴は、ほとんどの場合が入居者たちが家賃を折半して支払っているという点です。
それにより、ひとりひとりの賃料負担が少なくなるため、場合によっては少し家賃を上げても成約するケースもあるそうです。
そうすれば、オーナー様にとっても収益アップにつながりますので大きなメリットと呼ぶことができるでしょう。
例えば、エレベーターなしの4階のお部屋など決まりにくいお部屋だけルームシェア可にしてみるのもよいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
ルームシェアは有効な空室対策の1つですが、その特性ゆえ注意しなくてはならないポイントも出てきます。
日本ではまだ多くない借り方ですが、海外では常識になっているところもありますので、今後も需要は増えていく可能性は高いです。
事前にしっかりと対策を行えば、トラブルを事前に防ぐことができます。
ルームシェアを可にすることで費用をかけずに他物件との差別化を図ることができるので、一度ご検討してみてはいかがでしょうか?
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