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NAOKI MIZUTANI
名古屋市を中心に東海地方全域で活動している不動産会社のエーチーム株式会社です。
現在も続く新型コロナウィルス感染症の影響で、未だ低迷している企業も多く、雇用や収入面で社員の方にも大きく影響が出ており、その関係で昨年の夏を越えてから「当てにしていたボーナスが減額となり収入が減ってしまった為、住宅ローンの支払いが厳しくなってしまった」「収入が減り、ローン支払いをするのがやっとで、子供の進学のための資金を貯めることが難しくなってしまった。」「会社の業績が芳しくなく、従業員への給与支払いですら厳しくなりそう!今のうちに事業資金を確保しておきたい」「勤めていたアルバイトやパートも景気の影響で解雇され、再就職先がなかなか見つからない。年金収入だけではこの先不安なので、老後の資金を確保しておきたい」など、資金繰りに頭を悩まされているお客様からの相談が急増しております。
近所付き合いもあり周りの目も気になる為、今の生活環境そのままで大きな資金を手にすることが出来る手段として選ばれることの多いリースバックやリバースモーゲージ。
リースバックとリバースモーゲージとはどう違うのか?とかなり多くのご相談を受けましたので、今回はリバースモーゲージとの違いをご紹介いたします。
自宅を担保に借入し、契約者の死亡時に担保の不動産を処分し返済するという、言わば高齢者向けの不動産担保ローンです。
取り扱いのある金融機関や社会福祉協議会などにより内容は様々ではありますが、一般の不動産担保ローンのように毎月「元金+利息」を返済するのではなく、毎月は「利息のみ」返済、契約者死亡時に元金を担保の不動産処分で一括精算する方式が多く、毎月の負担を軽減することが出来ます。
しかし制限が厳しく、世帯全員が55歳や60歳以上、使用用途に制限があるなど、審査落ちするケースも多々あります。
また金利や不動産価値も年度毎に見直す金融機関も多く、不動産価値が下がると融資限度額も下がります。
一般売却やリースバックと違い、名義はそのまま変わらないので、固定資産税は払い続ける必要があります。
・金融機関の多くは毎月の支払いは利息のみのため、毎月の支出を減らすことができる。
・元金の返済は、契約者死亡時に不動産処分で一括返済。
・不動産担保ローンの一種なので、自宅に住み続けながら借入れできる。
・申し込み時の年齢に年齢制限がある。(世帯全員が55歳や60歳、65歳以上が一般的) ← 金融機関や社会福祉協議会などにより異なる
・使用用途に制限があることが多い。(サービス付き高齢者住宅の入居費用や住宅の住み替え資金、住宅リフォーム資金など)
・多くの金融機関の担保物件は戸建て(土地・建物)のみが対象
・対象エリアに制限がある。(取り扱い金融機関など)
・相続人全員に同意が必要
・所有者に変更がない為、固定資産税を支払い続けなければならない。
・市場相場と比較し、融資限度額が相場の40%~60%程度がほとんど
これまで「リバースモーゲージ」の内容についてご紹介しましたが、では「リースバック」とはどのように違うのでしょうか?
どちらとも契約後も引越しをすることなくそのまま住み続けることができることは一緒ですが、リースバックは売却の一種の為、高額の資金を一括で受け取ることが出来ます。また所有者(名義)も変更となる為、これまで支払っていた固定資産税の支払いも無くなります。
当社のリースバックでは、東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)内であれば特にエリア制限はなく、リースバック後の資金用途の制限もありません。
項目 | リースバック | リバースモーゲージ |
居住の継続 | 可能 | 可能 |
資金受け取り | 一括 | 融資限度額内であれば何度でも可能 |
固定資産税の支払い | 不要 | 継続して必要 |
資金著用途の制限 | 特になし | 事業資金や投資資金などは不可 |
月額の支払い | 月額リース料(家賃) | 原則、利息のみ(元金は契約者が死亡後に担保で精算) |
年齢制限 | なし | 金融機関 55歳若しくは60歳以上、社会福祉協議会 65歳以上 |
所有権 | 買主へ移転 | 変更なし |
適用可能の建物種類 | 特に指定なし | マンションなど土地の無いものは原則対象外 |
相続人の同意 | 必要なし | 必要 |
地価相場変動による影響 | なし | 金利や融資限度額が見直される |
対象エリア | 特になし | 制限あり |
このようにリースバックとリバースモーゲージには、売却と融資という違いの他に、使用用途の制限や年齢の制限、資金の受け取り、取り扱える物件など、違いがいくつかあります。
考え方は人それぞれですが、弊社にご相談いただくほとんどのお客様は大きな資金手にすることが出来、賃貸として住み続けるリースバックを選択し、喜んでいただいております。
※リースバックの基礎知識はコチラ
リースバックとリバースモーゲージは共に、そのまま住み続けることが出来るという利点は一緒ですが、売却(リースバック)と融資(リバースモーゲージ)で大きく異なります。
リースバックの売買価格は、市場相場の70%~80%で買い取りが一般的で、大きな金額を一括で手にすることが出来ます。
リバースモーゲージは、世帯(同居)内の年齢制限があるため、高齢者であってもお子様と同居されている場合や、会社経営されている方が事業資金目的の場合には断られてしまいますし、リースバックのような買取ではないので、リースバックと比較しても融資限度額が大きく下回ってきます。
資金が必要な場合には、転居しなければならない一般の売却の他に、融資額が少なかったとしても何らかの理由で不動産の名義をどうしても変えたくないとこだわりがある方であれば「リバースモーゲージ」をおススメしますが、当社は受け取る資金の大きさや使用用途、対象エリアに制限のほとんどない「リースバック」をおススメします。
当社エーチームのリースバックでは、東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)内であれば、どこでもご相談いただけます。
リースバックやリバースモーゲージ、売却など不動産全般に関することでお悩みの方は、まずはエーチーム株式会社までお問い合わせください。
専任のスタッフがお客様のお悩みに親身になって、問題を解決できるよう精一杯対応させていただきます。
「不動産」や「暮らす」に関するあらゆるエージャーナル(良い記事)を配信。
エーチームが選ばれる理由がきっとお分かりいただけます。