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YUU KOHARA
ペットは大切な家族の一員
私の母は大の生き物好き、犬猫は言わずもがな 魚、タヌキ、狐、鳥類、サル その他
と私は物心ついた時にはいろんな動物に囲まれて生活していました。
癒しをくれたり、悲しい時に寄り添ってくれたり、笑顔にしてくれたり、こんな私を信頼し頼ってくれたり、生活にうるおいやリズムをくれる…
私にとって動物たちは家族であり、人生に欠かせない大切な存在です。
ところが 大切な家族とのお引越しのご相談にはいつも頭をかかえてしまいます。
【ペット可物件】はとても少なく、なんと【全体物件の12%】という統計もあります。
お引越しする際は
地区、間取り、予算、学区 等々 外せない条件があり、その時点でご紹介できる物件数は絞られます
その中に【ペット可物件】が含まれる可能性は当然12%あるはずもなく
その結果 大切な家族のためにお客様は許せる限り条件を譲歩され、お部屋を探されます。
あるお客様は通勤のため駅徒歩10分以内、を切望されていたのですがペット可物件は見つからず
結局 駅徒歩30分の物件へ引っ越され 駅までバスで移動されることに。
お子さまの学区が外せないため、ペット可物件を諦めて 泣く泣く実家に預けられたお客様
物件はあったもののペット飼育条件が予算と折り合わなかったり
わんちゃんが2匹なのに【1匹のみ可】であったり
他にも【ペット可・小型犬のみ】【ペット可・犬のみ】【ペット可・猫のみ】とペットとのお引越しは容易ではありません。
どうしてこんなにもペット可物件が少ないのでしょうか?
動物好きでご自身もペットを飼われている大家さんの物件でも ペット不可がほとんどです。
これはペットが原因のトラブルを引き起こさないためであり
ペットを飼わない入居者さんたちへの大家さんの配慮でもあります。
またペットを飼っている入居者さんが退去時の原状回復でトラブルになるケースもよく耳にします
ペットあるある・ビリビリの壁紙
残念なことにペットを飼われている一部の入居者さんには【飼い主の責任】を果たせない方もみえ
無駄吠えのしつけ、抜け毛や排泄物の処理、共有部分でのマナー、退去時の原状回復、等々がしばしば問題になり
話し合いでも解決に至らず、住民同士も折り合いが悪くなり…
【アレルギー大国日本】といわれるほどアレルギーの多い今の日本
入居者さんの健康トラブルも多いと聞きます。
改善されない問題が多すぎて
結果ペット不可が一番の解決法のようになってしまうのではないでしょうか。
共有部分の抜け毛はクレーム対象
私自身ペットとの引越し回数10回!! と相当な苦労をして引越しをしてきました。
その10件の中には ペット入居者のマナーが悪すぎてとうとうペット不可(今飼っている動物一代限りで以降ペット不可)になった物件がありました。
大家さんにお話を聞くと
『動物を飼っていれば人の迷惑になる事もたまにはあって当然、人間の子がドタバタするのと同じ、あたりまえ。
ただ、その後の対処でそれはお互いさまにもなり、ただただ迷惑にもなる。
ただの迷惑飼い主が多すぎる』
とおっしゃっていました。
犬が鳴いたり散歩するのを、ネコが爪をとぐのを怒っているのではない
飼い主の意識の低さが嫌になった、と。
ペットを家族と思うのであれば、その終生に責任を持つためにも
今一度その意識を考えていかねば、と感じるお話しでした。
これ以上ペット可物件が減らないよう
少しでもペット可物件が増えるよう 切に望みます。
ペット連れのお引越しは大変です
これから大切な家族の一員のわんちゃん、ネコちゃんとお引越しされるお客様のために
少しでもご希望にそったお引越しのお手伝いができるよう 頑張ります。
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