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YUU KOHARA
人も車もまばらな栄
各種イベントの中止、遊戯施設や飲食店の営業時間短縮や営業自粛など
身近なところで新型コロナウィルスの影響を目の当たりにする事が増えました。
スーパーやドラッグストア、コンビニではトイレットペーパーや除菌グッズ
マスクや保存食も品薄が続いています。
なかでも【マスク】はどこへ行っても【入荷待ち】
一度も買えたことがありません。
どこへ買い物へ行っても とりあえずマスクがあるか確認するのですが棚はいつも空っぽです。
いつも鳩の餌やりさんがたくさんの公園もガラガラ
たまたま自宅にあった一袋のマスクしか持ち合わせていなかったため不安はつのり
『これが無くなったらどうしよう…営業にまわれなくなってしまう』
背に腹はかえられず
サイトで何倍もの高値で売られているマスクを買いそうになっていたその日
一本のメールが届きました、それは2年前に仲介させていただいたお客様からでした。
突然届いたメールには
『吉永さんお忙しいですか 相変わらずあちこち走り回ってるんでしょうね
マスクは足りていますか?よかったらマスクを届けたい…
コロナ騒ぎで吉永さんを思い出してあちこちでマスクを集めてたんですよ。』
とありました。
ある保護施設からのお引越しだったその方は、バイトをしながら生活保護を受けています。
仕事のない日にあちこちへ出かけ 開店前に並びマスクを集めたそうです。
『吉永さんに必要だと思って集めたから 遠慮しないで』
どれだけの店舗を何回まわったのか、かなりの数を持っているとの事で
それならば有難くわけていただこう と代金を渡そうとすると頑として受け取ってくれません。
『自分がどん底の時にいろいろ助けてくれた お金なんかいらないよ』
お部屋を探すのは私の仕事です、もちろんお客様のために 出来ることは出来る限りお手伝いします。
それを ずっと感謝されていた…それは今まで考えた事もないような話で
この時は深く考えることはありませんでした。
それから1週間たち 毎週定期的に訪問している施設へお部屋探しの相談に行ったときのことです。
ひとりの男性がなにか入ったビニール袋を手渡してきました
中には数枚のマスクが入っていました。
『施設で定期的に配られるけど ほとんど部屋にいるから余ってるから』
そして次の週も何人もから手渡されるマスク
『吉永さんは お部屋探しで出歩くから気を付けないと』
『世話になってるから』
『吉永さんがコロナになったら自分たちが困るから』
『いつも相談に来てくれるから』
皆さん口々に感謝の言葉とともに 自分たちの割り当てのマスクを手渡してくれるのです。
コロナが流行らなければ 私は自分がこんなふうに思ってもらえていることに気づけなかったと思います。
頼りにしてくれる人たちのために、これからもよりいっそう頑張って仕事をしていかなければならない と思いました。
不動産業とは人にこんなに喜んでもらえる仕事なのだ、と気づかせてくれた皆さんに感謝しなければと思います。
その後も 管理会社さんや大家さんからも電話がはいり
『営業まわり 大変でしょう』
『こんな時世だけど 体に気を付けて』
と、ねぎらいの言葉とともにマスクを分けていただき あっという間にマスク不足の不安はなくなったのです。
おかげさまで本当に安心して仕事をさせていただけています。
こんなにまわりの皆さんに気にかけていただけていること 幸せに思います。
ありがとうございます !
エーチームは 4月29日~5月6日 まで少し長めのお休みに入ります。
5月からも益々頑張っていきますので 皆様よろしくお願いいたします。
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エーチームが選ばれる理由がきっとお分かりいただけます。